脳死判定…
臓器提供の意思…
突然その選択の場に立たされたら…?
特に幼い子供の場合は、親の決断が余儀なくされる。
愛する者を失った悲しみに暮れる中で、
果たして感情に流されることなく判断できるのだろうか。
現実を受け入れられず、奇蹟を願う母親。
そうですよね…
娘の身体は温かいのに、死を受け入れることなんて、
そう簡単にはできないですよね。
「瑞穂は生きている!」
母の狂信と、機械仕掛けのあやつり人形のようになっていく瑞穂の姿が痛々しい。
命が継続することと、人間として生きるということは同じではない。
でも明日、特効薬が見つかるかもしれない。
もしかしたら、再び…
考えさせられました。
でも、これが正しいと言える答えなど、出せないのではないでしょうか…。
この物語に登場した人物の誰一人として、
間違ったことは言っていなかったと思います。
めまぐるしく進歩する現代医学。
そのスピードに、人の心が追いつけなくなっている気がします。
つらく重いテーマではありましたが、
エピローグに救われました。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2016年3月4日
- 読了日 : 2016年3月4日
- 本棚登録日 : 2016年3月2日
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コメント 11件
koshoujiさんのコメント
2016/03/04
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2016/03/04
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2016/03/04
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2016/03/04
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2016/03/04
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2016/03/04
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2016/03/05
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2016/03/05
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2016/03/05
azu-azumyさんのコメント
2016/03/08
杜のうさこさんのコメント
2016/03/08