「思考法」がテーマとなっている自己啓発本。
ロジカルシンキングのような、確実性のある答えを求めるものとは違い、「曖昧で」「つかみどころのない」問いに対してどのような答えを導くか、について説かれている。
よって、特別な(あるいは基礎的な)技法の紹介よりも、思考する際の心構えのような面について触れている分量が多い。
序章から第4章までの章立てとなっているが、章の中でいくつものキャプチャーわけがされており、さらに小見出しがついている。よって、時間のない人は、目次や小見出しを一通り洗っていくと内容がつかめる様式になっており、この点はオススメ。
時間のある人がきちんと読む場合も、文体は平易で、比較的最近刊行された本なので、具体例もわかりやすい。
本人の活用次第で、十分に糧となりうる本である。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
自己啓発
- 感想投稿日 : 2011年7月3日
- 読了日 : 2011年7月2日
- 本棚登録日 : 2011年6月29日
みんなの感想をみる