羊と鋼の森

著者 :
  • 文藝春秋 (2015年9月11日発売)
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本棚登録 : 10781
感想 : 1528
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本を読みながら、そして本を読んだあと
じんわりと温かな気持ちがこんなに心を包むなんて!

ピアノ調律師となる青年の成長を描いた小説

すごい大事件が起こるとか
どんでん返しがラストに待っているとか
ショッキングな過去があるとか
ではなく、

人が何を思い、何に”生きる”かということをじんわりと感じることができて
仕事を始めた時に感じたもやもやとしたことやら
夢をかなえながらも自分に自信がなくて落ち込んだこと
そんなことを読みながらふわふわと思い出してしまった。

行間から音が流れる小説というのだろうか
ピアノの音が恋しくて仕方がなくなってしまった
そして森
ページをめくるたびに森の香りを感じるような…

もしも自分の行く道に迷っている人がいたら
この本をぜひともおすすめしたい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2019年4月26日
読了日 : 2019年4月26日
本棚登録日 : 2019年4月26日

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