70頁くらいで、この主人公、めんどくせぇ奴だな!と思ったところで、バ嬢でもそういう風に紹介されていたのを思い出して、一人笑ってしまう
そこからは、主人公に感情移入して読むのではなく、主人公を観察して読む視点に脳内切り替え
自分だって中高生の頃はそういうメンドクサイ、デモデモダッテ思考をしていたりもした。けれど、この主人公はそういう過去の思い出をなぞろうとして感情移入をしようとしても、度を超えてメンドクサイ奴だった
そして、彼のデモデモダッテは、好きな子を巡ってのライバル(仮想的)とのバトルのみであり、それは彼の世界が崩壊していくなかでも、変わらず彼の思考のほぼすべてであり、変わらないであるが故に、状況が悪化するほど彼の思考の異質さが浮き上がってくる
しかし、読んでいる方も、うわーもー(恋愛について)もっとスパッと考えろよめんどくせぇなあ!と感じてしまうあたり、主人公の思考に引っ張られていたのだろう。本当はもっと、お前そんなことより今はやるべきことがあるだろう!と感じるべき事態なのだから
結局最後まで主人公の性質は変わらず。そんな性質も今後成長したら変わっていくのか、この異常事態を経てなお変わらないところをみるとずっと不変なのか
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2019年2月6日
- 読了日 : 2019年2月10日
- 本棚登録日 : 2019年2月6日
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