カズオイシグロの1980年台の作品です。舞台はイギリスと、回想の中での長崎で、主人公の今と過去、そして、主人公の取り巻く登場人物たちが、なんと言ったらいいんでしょうか、淡い光と闇の中で、お互いににじみあって混じり合ったり、誰についての記憶なのかが曖昧になったりと、なんとも不思議で、それでいて寂寥感を残す作品でした。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説・文学
- 感想投稿日 : 2022年4月7日
- 読了日 : 2022年4月7日
- 本棚登録日 : 2022年4月7日
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