エミリの小さな包丁

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店 (2016年4月27日発売)
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本棚登録 : 1321
感想 : 188
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yuka♡さんの感想を読んで手に取った本です。

おじいちゃんの料理が本当に美味しそう。
おじいちゃんの深い愛情とぶれない芯がとても心に残る本でした。

それにしてもおじいちゃんの料理はすごい。エミリを立ち直らせただけではなく、強くバージョンアップさせて、さらに母親への見方も変えさせるなんて。

この本で一番じんときたやり取りです。
「自分の存在価値と、自分の人生の価値は、他人に判断させちゃだめだよ」おじいちゃんは、いつにも増して、渋い声で、ゆっくりと話した。「判断は必ず自分で下すことだ。他人の意見は参考程度にしておけばいい」「……」「考えてごらん。事情を知らない人たちに、エミリとエミリの人生の価値を勝手に判断されて、しかも、エミリがそのいい加減な判断結果に従うような人生を送るハメになるなんて、道理に外れるし、何より気分が悪い」

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2022年4月26日
読了日 : 2022年4月26日
本棚登録日 : 2022年4月22日

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