遠未来。時計のなくなった都市、いつからかそこにある壁、詩を自分で作らなくなった詩人たちへのミューズの訪れ、精神病院がなくなってからの狂気の世界、歌う花たち。最後の短編「時間の庭」が美しい。
レイ・ブラッドベリから少し詩の要素を抜き、フィリップ・K・ディックを少し上品にしたような短編集。世界観がものすごくいい。
「最後の秒読み」は、これはデスノートのある意味原作では。と思いました。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
SF 海外
- 感想投稿日 : 2010年6月21日
- 読了日 : 2010年6月21日
- 本棚登録日 : 2010年6月21日
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