「作曲」をテーマにしているが、楽典の基本的部分、特に和声の基礎が分かりやすく書かれていて面白かった。後半では、実際の作曲を目指してコード進行の例がクラシックだけでなくロックや歌謡曲も引き合いに出して説明されている。残念ながら、知らない曲が多くてよく分からなかったが、フランス人でありながら日本滞在歴も長い著者が日本人に向けて書いた本書の意気込みを感じた。
音や音楽は、書物では表しきれない部分があるが、特設ウェブサイトで音のデータにアクセスして実際の音や響きを聴くことができ、本では伝わらない部分を補っているのがよい。
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- 感想投稿日 : 2020年2月11日
- 読了日 : 2020年2月7日
- 本棚登録日 : 2020年2月11日
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