面白い。
ネット周辺の犯罪や炎上などの社会現象を取り上げる作品は近年多いけれど、これは他作品に比べかなりリアルに描写していると感じた。
というより、現実におきたネット関連の事件やその周囲の反応に対する作者なりのアンサーというべきか。
デスノートに近い題材であると思うが、こちらの作品はデスノートでは月にあたる「裁く側」に読み手は月以上に共感を抱くのではないかと思う。
もちろん、強いカタルシスを感じさせると同時にエゴ丸出しである復讐劇の描写に嫌悪を抱く読者もいるとは思うが。
そういう意味では踏み絵のような作品である。
今後この作品がどのように着地点を見出すのか非常に気になる。
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- 感想投稿日 : 2012年4月26日
- 本棚登録日 : 2012年4月23日
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