例をあげる中で、人に蹴られることで安心する心理、というのが紹介されていて、なるほど厄介だなぁと思いました。具体的には、必要以上に自分をおとしめてしまいがちな人は、他人の責任まで「私が悪いからそうなったかも」と思ってしまう⇒そうすると、いくら周りが「あなたの責任じゃない」と言おうが「そんなことない、やっぱり私に責任が…」という態度を繰り返してしまい、結果として周囲をイラつかせることになる⇒そうして、周囲がイラつくと「ほら、やっぱり怒られた。やっぱり私はだめなのね」と落ち込みながらも、自説の正しさ?が証明、確認でき、心のどこかで安心が生まれる、というものです。他にも色々な「問題のある人」が紹介されていましたが、このケースが一番深刻だと思いました。
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カテゴリ:
人付き合い
- 感想投稿日 : 2012年2月3日
- 読了日 : 2012年2月3日
- 本棚登録日 : 2012年2月3日
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