現実と悪夢、生と死の間を行ったり来たり。まぶたの開閉がシャッターのように瞬きひとつで別世界になりそうな緊張感が心地良い。まぶたを閉じると無限の悪夢、開いたままだとそれは死を意味するのだろうか。色々なフェティシズムを含んでいて興味深い。特に強烈なインパクトのある話はないかも知れないが「まぶた」「匂いの収集」「飛行機で眠るのは難しい」がわりと好み。しかし全体を通しての統一感が凄いと思わされた。やっぱり小川ワールド好きだな。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2015年1月21日
- 読了日 : 2015年1月21日
- 本棚登録日 : 2015年1月6日
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