2006年刊行。坂東眞砂子の小説は未読だが、それ以外の引用・紹介文献は既読であり、新味はない。しかも、著者曰く、現在は一夫一婦制が解体している点を自分の子供(義理か?)に教えられたり、男性の性に関するナイーブさを全く考慮してこなかったようにも読めるところがある。いくら1947年生でキリスト教教育を学生時代に受けてきたとは言え、叙述家としては余りにも目配せが利かなさ過ぎと感じてしまう。ポリネシアンセックス的な男女関係の指摘も「何を今更」の感なしとしない。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
エッセイ
- 感想投稿日 : 2017年1月14日
- 読了日 : 2017年1月14日
- 本棚登録日 : 2017年1月14日
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