2007年刊行。東京裁判のパール判事に関する人物評伝。いわゆる東京裁判の被告人が刑事法的に無罪だとしても、道義的な非難責任は免れないよ、これがパール氏の真意だ。これが著者の主張。確かに、判決文からは道義の問題は本来的に導き出せるはずはなく、パール氏の他の言行から著者の主張を裏付ける材料も有り得るところ。一読の価値はある。
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ノンフィクション
- 感想投稿日 : 2017年1月10日
- 読了日 : 2017年1月10日
- 本棚登録日 : 2017年1月10日
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