この著者、嫌いではないのだが近作ではどうも―定評があるはずの残虐描写にどうも迫力やグロテスクさを感じられないのか。考えてみると、登場人物が痛めつけられる描写でも「苦痛」が伝わってこない。その理由を「ショックで痛みが希薄」という風に書いてはいるものの、やはりモノ扱いなのだ。それ故に、単に血しぶきが飛び肉や臓物がこぼれる描写に慣れてしまった自分には、以前のようにわくわくできなくなってしまった。
(この感想自体数年前のものですがw)
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
国内ホラー/怪奇幻想
- 感想投稿日 : 2010年4月13日
- 読了日 : 2010年3月12日
- 本棚登録日 : 2010年3月12日
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