性のタブーのない日本 (集英社新書)

著者 :
  • 集英社 (2015年11月17日発売)
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本棚登録 : 304
感想 : 22
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浮世絵の乳房の表現方法から,江戸時代の男はおっぱいは赤ちゃんが吸うもので性的な対象とみていなかったという説を唱えている.面白い視点だ.源氏物語に出てくる「女にて見ばや」という語句をベースに平安時代の男女関係を解説している第3章が面白かった.美男を見て"女だったらいいな.やっちゃうんだけど」と書く紫式部の茶目っ気もうなずけるが,男色が一般的だった時代があったことも驚きだ.西洋文化が入ってくる前の日本は性的におおらかだったことは確かだ."

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 2016読破
感想投稿日 : 2016年5月12日
読了日 : 2016年5月12日
本棚登録日 : 2016年5月8日

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