文体が段々と現代風になっていて、今までの横溝作品の中では1番読みやすい。
大金持ちの遺産は、とある美人が婿に選んだ人がすべて継ぐというところからスタートするので、バチェロレッテが始まるのかと思った。
ミステリーで絶世の美人が出てくるだけで、その後の展開が気になりますね。
ミステリーとしての出来もすごく良く、読み終わる直前まで最高評価だったんだけど、なにぶん終わり方が...。
ほとんど自己中の犯罪者の思惑通りだったので、後味は悪い。その点では獄門島のほうが好みだった。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
文芸書
- 感想投稿日 : 2023年9月13日
- 読了日 : 2023年9月13日
- 本棚登録日 : 2023年9月13日
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