犬神家の一族 金田一耕助ファイル 5 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA (1972年6月12日発売)
3.91
  • (370)
  • (435)
  • (436)
  • (20)
  • (2)
本棚登録 : 3567
感想 : 324
4

文体が段々と現代風になっていて、今までの横溝作品の中では1番読みやすい。

大金持ちの遺産は、とある美人が婿に選んだ人がすべて継ぐというところからスタートするので、バチェロレッテが始まるのかと思った。

ミステリーで絶世の美人が出てくるだけで、その後の展開が気になりますね。

ミステリーとしての出来もすごく良く、読み終わる直前まで最高評価だったんだけど、なにぶん終わり方が...。

ほとんど自己中の犯罪者の思惑通りだったので、後味は悪い。その点では獄門島のほうが好みだった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 文芸書
感想投稿日 : 2023年9月13日
読了日 : 2023年9月13日
本棚登録日 : 2023年9月13日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする