子どもが小さいときの育て方で大事なのは、愛情をたっぷり注いで、安心・安全をしっかり感じられるようにすること。
さまざまな育児本でも言われていることだが、それが将来のパーソナリティに深く関わってくることを改めて感じた。
また、現代ではそれが個人の問題にとどまらず、社会としての傾向にも見られること、不幸な養育環境から生まれた著名な哲学者や文学者、研究者の具体例など興味深い話がたくさんあった。
生物学的に、とか社会学的に、とか多様な角度から愛着障害について語られるが、最後は著者からの「それでも、逃げずに自分の人生を生きよ!」という熱いメッセージ。
10年前に出版された本だが、今もこのメッセージは胸に響く。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
実用書(教育・心理)
- 感想投稿日 : 2023年2月1日
- 読了日 : 2023年2月1日
- 本棚登録日 : 2023年2月1日
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