蜜蜂と遠雷 (幻冬舎単行本)

著者 :
  • 幻冬舎 (2016年9月21日発売)
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本棚登録 : 873
感想 : 99
4

ずっと昔に『夜のピクニック』を読んで以来の恩田陸。
中学生の子どもに勧められ、また直木賞・本屋大賞W受賞ということで期待値高めで読み始める。
国際ピアノコンクール出場者4人をメインにした群像劇で、
曲や演奏の表現のバリエーションが素晴らしい。
ただ、期待値が高すぎたためか、途中ちょっとお腹いっぱいな感じに…
三次予選くらいからは、怒涛の勢いで読み切った。
筆力という点では、受賞に文句なし。
キャラクターもそれぞれ才能にあふれ、魅力的で、キラキラしていた。
天才にもいろんなタイプがいるなぁ…なんてこともわかって面白い。
前向きな気持ちになれる一冊だった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 文芸
感想投稿日 : 2017年10月30日
読了日 : 2017年10月30日
本棚登録日 : 2017年9月29日

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