まさきとしか、4冊目だけど「いちばん悲しい」「きわこのこと」と比べると、その2冊があまりに深く抉ってくるものだからちょっと浅めに感じた。愛着を感じない母親と自殺した弟への複雑な思いを秘めた女性弁護士が主人公といえば主人公なのだが、担当事件の中で出てくる人物も母親との関係がグロテスクなのだがそれとうまく噛み合ってなかった。ポンポンポンと地雷が何個もあるものの、どれも派手に爆発しなかったというか。初期の作品なのかな。
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- 感想投稿日 : 2021年8月1日
- 読了日 : 2021年8月1日
- 本棚登録日 : 2021年8月1日
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