獣の奏者 2王獣編 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社 (2009年8月12日発売)
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感想 : 601
5

シリーズ2作目。
あとがきを見ると、著者はこの2作で終わりのつもりで書いたもよう。その後3作目と4作目が出るに至った経緯についても書かれている。確かに、これで終わりだともっともっと続きを知りたくなる。それくらい夢中になれるシリーズ。

2作目は、王獣と意思疎通するために竪琴が使えるのではとエリンが気付き実行したところから、学舎を卒業し教導師として働きながら「操者ノ技」の使い手としての存在が真王たちに知られ、王宮に呼び寄せられ大公とのいざこざに巻き込まれながらもギリギリのところでリランに助けられて生き延びるところまで。

まとめようとするとこの一冊ですごく時がたち色々なことが起きていることが分かる。テンポ感が良く話がどんどん進むため、飽きたりする暇もない。一気に読んだ。

真王の祖先や霧の民の秘密や、なぜ王獣規範が存在しているかの種明かしが最後の方でやっと明らかにされる。そこでパズルのピースがぴたりとはまる感じがして納得感がある。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2023年1月14日
読了日 : 2023年1月14日
本棚登録日 : 2023年1月13日

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