ロマンシエ (小学館文庫 は 19-1)

著者 :
  • 小学館 (2019年2月6日発売)
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本棚登録 : 3531
感想 : 278
5

本作も他と全く違う魅力があって、期待を裏切らない著者はすごい!といつも思う。
軽妙なタッチの文体と、それでいて芸術への深い造詣、人間への愛を浴びるように感じる、あたたかで前向きになれるストーリーだった。いいなぁ原田マハさん。

それにしても出版直後にこの物語に出会いたかった。小説連動型の展覧会とか…胸熱すぎる…!!行ってみたかったー。見てみたかったー、リトグラフ!
言葉では聞いたことがあっても、刷り方の想像ができない。リトグラフについてちょっと調べてみたい。「idem」にもとても興味が湧いた。実際にidemの上で執筆されたなんて、すごいしとても夢があるな。

「大事なのは、自分に素直になること。自分の気持ちを自由にすること。」
「君が生きているその場所。そこは、決して世界の端っこなんかじゃない。君が叫んだその場所こそが、ほんとの世界の真ん中なのだ。」

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2022年1月15日
読了日 : 2022年1月15日
本棚登録日 : 2022年1月12日

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