本作も他と全く違う魅力があって、期待を裏切らない著者はすごい!といつも思う。
軽妙なタッチの文体と、それでいて芸術への深い造詣、人間への愛を浴びるように感じる、あたたかで前向きになれるストーリーだった。いいなぁ原田マハさん。
それにしても出版直後にこの物語に出会いたかった。小説連動型の展覧会とか…胸熱すぎる…!!行ってみたかったー。見てみたかったー、リトグラフ!
言葉では聞いたことがあっても、刷り方の想像ができない。リトグラフについてちょっと調べてみたい。「idem」にもとても興味が湧いた。実際にidemの上で執筆されたなんて、すごいしとても夢があるな。
「大事なのは、自分に素直になること。自分の気持ちを自由にすること。」
「君が生きているその場所。そこは、決して世界の端っこなんかじゃない。君が叫んだその場所こそが、ほんとの世界の真ん中なのだ。」
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2022年1月15日
- 読了日 : 2022年1月15日
- 本棚登録日 : 2022年1月12日
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