アムリタ 上 (角川文庫 よ 11-4)

著者 :
  • KADOKAWA (1997年1月1日発売)
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本棚登録 : 1202
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人と肉体をふれ合わせて、同じ素材でできた自分以外の宇宙と寄り添うこと。
いびき、歯ぎしり、寝言。爪や髪が伸び、涙や鼻水が出て、吹き出物ができて、治り、水を飲み排泄さそ、繰り返していく。流れて、とどまらない。終わりもない。そういう流れが確かにここにあること。

人間って簡単だなあ、と思った。簡単さが偉大だとも。

いやあ、ばななさんの書く文章は柔らかくてでも芯があってすきです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2011年11月1日
読了日 : 2011年11月1日
本棚登録日 : 2011年9月5日

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