不敗の名人、本因坊秀哉について描かれる。一芸に打ち込むことは美しい、たたえられるべきことに思われるが、本人にとってもそうなのか。客観的にみればそれは悲劇なのかもしれない。しかし、そんな生きざまにあこがれてしまう部分もある。川端康成の文章の静謐さと、名人の碁の凄みには共通するところもあるかもしれない。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ドキュメンタリー小説
- 感想投稿日 : 2016年9月7日
- 読了日 : 2016年8月23日
- 本棚登録日 : 2016年9月7日
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