バチ官シリーズはウンチクが盛りだくさんですが、特に今回は盛り込んできましたね。第六章のラプラスの悪魔ではほとんどがウンチク語りでまったくチンプンカンプンです。物理は専攻していなかったので一ミリも理解出来なく、ほとんど飛ばして読みました。
説明文も文体が固く、作者自身が理解していないからでしょうかね? もっと化学や物理に明るくない素人にも分かりやすく書いてもらいたいです。
今回の事件で風呂敷がさらに大きくなり、そういったウンチクが多くなることは容易に想像がつきます。どんどん大きくなって、どう物語りをまとめていくのか気になります。
楽しめる作品なら別にいいのですが、ある程度のウンチクの分かりやすさも大切だと思うんです。切実に。
ああ、でも本当にローレンどうなっちゃうのか、次巻の展開がすっごい気になる終わり方。ビルもこれから受難に巻き込まれていきそうですし、魅力的な登場人物が沢山出てきました。
続きが読みたい、その欲求が心の底からわき上がります。そう思える本には今までに出会ったことのないので、ドキドキが止まらないのがこの作品の良いところでしょうか。
ときにこの小説ホラー?
ミステリー要素の方が濃厚でホラー要素が見当たらないのですが。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
日本文学
- 感想投稿日 : 2012年8月28日
- 読了日 : 2012年8月29日
- 本棚登録日 : 2012年8月28日
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