戦略「脳」を鍛える

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  • 東洋経済新報社 (2003年11月14日発売)
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感想 : 176

購入したのは10年以上前か。割合興味深かった記憶があったので処分せずに本棚に残っていたが、結局整理することにし、処分前にもう一度読み直した。この手のビジネスの戦略・戦術関連の書や記事は結構読んだが、昔ほどもう興味はないなぁ。とはいえ、まあまあ楽しめたが。他と異なる使い方、もしくは元々の目的とは違う使い方している客を見つけたら、その使い方と理由をビジネスチャンスにするというのは覚えておこう。他の支店とは違う売上構造、何かが起きた時に受けるショックが他の同業他社と比べて違う企業等も着目に値するというのも覚えておこう。

P.110
リクルート社伝説の「創刊男」の異名を持つ、くらたまなぶ氏に『MBAコースでは教えない「創刊男」の仕事術』(日本経済新聞社)という著作がある。このなかで、くらた氏は、マーケティングの究極の目的は「人の嫌な気持ちを知ること」と語っている。消費者ニーズよりもコンプレインのなかに商売の手がかりがある、と。そのため、くらた氏は「不」のつく日本語、たとえば、「不平」「不快」「不信」「不都合」などをキーワードにヒアリングを繰り返し、その裏側にある気持ち良さを探ることで、「だれに」「何を」提供すればよいかを見つけていく。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2023年6月17日
読了日 : 2023年6月17日
本棚登録日 : 2023年6月17日

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