痾 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社 (1999年1月14日発売)
3.16
  • (15)
  • (48)
  • (155)
  • (29)
  • (4)
本棚登録 : 684
感想 : 77
5

まず、『翼ある闇』『夏と冬の奏鳴曲』を読んでないと理解できない部分があると思うし、リンクしてるところにも気づけないと思うので前二作を読んでからこれを読むことをおすすめします。

初っ端からバナナの皮で転んでいろいろ重要な記憶を喪失するというなんだか冗談みたいなはじまり方でしたが、話としては前二作より読みやすくわかりやすかったです。
メル、木更津、香月なども(美袋も名前くらいは)出てきてそれだけでも私はテンション上がりました。

桐璃のことや今後のことなど不安になるというかモヤモヤするとこもありますがそれが逆に癖になります。
ちょっと猫に対する接し方や放火の点で烏有くんの印象は悪くなりましたが今後烏有くんがどう変わっていくのかが気になります。
オセロは黒が白に変わりますもんね。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 麻耶雄嵩
感想投稿日 : 2016年1月24日
読了日 : 2016年1月24日
本棚登録日 : 2016年1月24日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする