三陸海岸大津波 (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋 (2004年3月12日発売)
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本棚登録 : 1848
感想 : 292

少し関わらせていただいた田野畑村とゆかりのある吉村昭氏の本だったので手を出してみた。
現地で聞いた名前(田野畑には畠山という苗字が実に多い)が多く出てきたり、訪れた羅賀の集落の話が出てきたりと、人の顔や土地の匂い、津波のあとの風景が思い出された。

過去の津波による被害が体験者の言葉や記録で書かれていた。自然と暮らすからこそ、受け止めなければいけない災害。幾度となく乗り越えてきた人々の声は重い。そして尊重して残さなければいけない証言だ。

ちなみに東北大震災以降に増刷された本の印税は、全額被災地に寄付されるという。
ぜひみなさんも購入してみてはいかがでしょうか。

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感想投稿日 : 2012年1月16日
本棚登録日 : 2012年1月16日

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コメント 1件

猫丸(nyancomaru)さんのコメント
2013/07/04

「全額被災地に寄付される」
知りませんでした。。。未だ遣ってるかな?

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