少し関わらせていただいた田野畑村とゆかりのある吉村昭氏の本だったので手を出してみた。
現地で聞いた名前(田野畑には畠山という苗字が実に多い)が多く出てきたり、訪れた羅賀の集落の話が出てきたりと、人の顔や土地の匂い、津波のあとの風景が思い出された。
過去の津波による被害が体験者の言葉や記録で書かれていた。自然と暮らすからこそ、受け止めなければいけない災害。幾度となく乗り越えてきた人々の声は重い。そして尊重して残さなければいけない証言だ。
ちなみに東北大震災以降に増刷された本の印税は、全額被災地に寄付されるという。
ぜひみなさんも購入してみてはいかがでしょうか。
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- 感想投稿日 : 2012年1月16日
- 本棚登録日 : 2012年1月16日
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コメント 1件
猫丸(nyancomaru)さんのコメント
2013/07/04