なんでコンテンツにカネを払うのさ? デジタル時代のぼくらの著作権入門

  • CCCメディアハウス (2011年12月1日発売)
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岡田斗司夫と福井健策の対談。
自炊業者の話に始まり、日本のコンテンツビジネスと著作権のことが語られている。
岡田氏の奔放な提案に福井氏が法律などの知識をもとにしっかりと答えているといった内容。そんなに極論に走るということもなく、クリエイターを育てるより良いコンテンツビジネスや著作権について、比較的妥当な線の話をしている。
岡田氏がコンテンツそのものではなくライブや物販などで稼ぐとよいといった提案をしているのを読んで、こないだ読んだグレイトフル・デッドに学ぶビジネス的な本を思い出した。これはまさにグレイトフル・デッドのやり方だ。
個人的には、もはや新しいコンテンツがなくても過去の遺産だけで十分だったりするので、これからのコンテンツの有り様には余り興味がない。図書館にある膨大なコンテンツ、iTunesに収まった膨大なコンテンツ。これだけで結構おなかいっぱい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ビジネス・経済
感想投稿日 : 2012年12月22日
読了日 : 2012年12月22日
本棚登録日 : 2012年12月22日

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