第二次世界大戦で枢軸側が勝利した世界に生きる人々の物語なので、宇宙が舞台で専門用語が飛び交うガチガチのSFよりは、現実の延長線みたいで読みやすいと感じた。
人が道標として頼る『易経』が物語を紡ぎたいと意志を持つのはSFらしい真相であると同時に、『易経』ですら明るい未来を思い描けず、フィクションに逃げ込んでいるようで閉塞感があった。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2022年10月15日
- 読了日 : 2022年10月15日
- 本棚登録日 : 2022年10月2日
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