この巻は池田屋事件、蛤御門の変、長州征伐と多くの血が流れていく。情勢が大きく動き長州藩が追い詰められ薩摩藩の勢いが増していく。池田屋事件といえば新選組だが違った視点も面白い。そんな中、竜馬は特に目立った活躍はなく神戸海軍塾の解散、軍艦も手放すことになる。だが、西郷どんとの出会い。「するめが大砲になる話をごぞんじでござるか」島津斉彬公からの時勢に明るい薩摩藩との交流により、志高く頭に描いている夢を実現すべく前に進んでいく。西郷どんよりも理解力のある家老 小松帯刀に魅力を感じるなあ。何かいい文献あるかな。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
歴史小説(司馬遼太郎)
- 感想投稿日 : 2012年4月22日
- 読了日 : 2011年10月7日
- 本棚登録日 : 2012年4月22日
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