23歳で文壇デビューを果たし、第一次・第二次大戦後派に続く「第三の新人」世代として遠藤周作や吉行淳之介・そして夫である三浦朱門らと共に文学会で活躍した曾野氏。40歳を迎えた1971年からは海外邦人宣教者活動援助後援会というNGO(民間活動団体)で何と40年間も代表を務め、世界各地で現地の人々のために働く日本人の神父や修道女の活動を支援し続けたのだが、その彼女が行く先々で見たこと・感じたことを一冊に集約したのが本書である。日本人にとって身近な外国であるアジア諸国や欧米の先進国は元より、南米アマゾンで見た「絶望的な大自然」、アラブで気付いた「日本人の非常識さ」、アフリカの僻地で改めて認識した「日本人に生まれた贅沢さ」... 世界の果てまで旅した著者が綴る、日本人が知らない旅のオムニバス。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
世界情勢を知る
- 感想投稿日 : 2020年12月12日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2018年8月10日
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