東大に在籍する女子を東大生と呼ばず東大女子と呼ぶことに、この国のジェンダー問題の根源があるのではないか、という。
東大卒女性の著書やインタビュー、一時期話題になったアメリカのスーパーキャリアウーマン、シェリル・サンドバーグの著書「LEAN IN」などからも引用があるのだが、これらの女性たちが語っていることが、問題の核心を見事に突いていて、鳥肌ものなのだ。
「私たちの社会は、性別に拘らず、他者の面倒を見る人より、自分のキャリアに時間をかける人を上だと考えている」(プリンストン大学教授アン=マリー・スローター)
という一文は、本当に突き刺さった。
しかし、女性でなく男性がこの問題を掘り下げて新書として世に送り出してくれたことに、小さな明かりが灯っていることを感じる。2019.1.26
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
3類社会学
- 感想投稿日 : 2019年1月26日
- 読了日 : 2019年1月26日
- 本棚登録日 : 2019年1月26日
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