花輪茂十郎の特技 八州廻り桑山十兵衛

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  • 文藝春秋 (2005年4月13日発売)
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感想 : 5
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八州廻りシリーズ第5作〜三廻り(21日間)休みを貰おうと思ったら,内勤が1年半に及んでしまった。浅草は火盗改の家で博打の胴をとっていた悪党に連座して多くの御家人が職を失う。外回りに戻った十兵衛は足尾銅山へ,伊香保で事件を解決するが,外回りをしている内に女房が大多喜に帰ってしまう。連れ戻しに行きたいが役目があって行けないが,佐原の訳ありの出戻りに呼ばれる様に赴くと,案の定,刺客が襲ってきた。一人を生け捕りにし,昔の女が怪しい・・・同僚の葉州廻りが怪しい・・・女房に横恋慕している旗本が怪しい・・・会津若松松平家が怪しい・・・御側御用の職を失った信濃の守が怪しい・・・と思っていたら,女は偶然に過ぎず,女房は戻ってきて,怪しい奴は腕を切り落とし,僧籍に入れさせた〜んまあ・・・幸運が続くねえ・・・いらいらさせられたけど,こういう締めくくり方をちゃんと一冊の中でやってくれて有り難いことではある。単行本として出すからには,こうしなくちゃいけないね。花輪茂十郎の特技は人相書きって事

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2008年8月8日
読了日 : 2008年8月8日
本棚登録日 : 2008年8月8日

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