また船戸与一の作品。立て続けに読むと、やや食傷気味になるがこの作品もやはりすごい。イラン・イラクの戦争から続く内戦にクルド人という民族の独立の争いが加わる。ハジという二人の日本人が出てくるが、こういった世界の内戦の舞台裏に日本人も密かにいるのだろうかという気になった。クルド人たちの悲劇は世界中の民族闘争の見本のようなものかもしれない。民族ってなんだろう、日本人だとここの部分がよくわからない。
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- 感想投稿日 : 2012年9月22日
- 読了日 : 2012年9月22日
- 本棚登録日 : 2012年9月22日
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