上下読了。
久しぶりに読んだ。
ワタナベくんの「もちろん」が頭から離れん。
はじめて読んだとき(高校生か大学生)、ワタナベくんもてもてやんと思ったのを思い出した。
うーん、でも村上春樹に出てくる男の人って、みんないいオトコに思えるんだよなぁ。でもその多くは回想という形を使っているからかもしれない。振り返ってみてあれがオレの人生のターニングポイントだった、というときの若い彼は凄く魅力に溢れている。
でもってその周りにいる女の人は、いいオンナ。
今回は緑さんが好きだったな。
この話に限らずだけど、セックスシーンがなにかの儀式や儀礼みたい。神聖、というわけではないけれど、愛や快楽以外のなにかの確認作業みたいだ。
世界を取り戻すということに近しいなにか。
そうそう、めくらやなぎとのリンクにはじめて気が付いて驚いた。
おまえらだったのが。つぎ、「蛍・納屋を焼く・その他」「海辺のカフカ」「めくらやなぎと眠る女」「トニー滝谷」「スプートニクの恋人」読みたい。
あと安部公房読みたい。文学おもしろい。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2012年5月27日
- 読了日 : 2012年5月26日
- 本棚登録日 : 2012年5月27日
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