どんな理不尽が襲い掛かってきても、真面目に生きることで道は開けることを証明して見せた続編。
拓一・耕作兄弟は、祖父母、姉、妹、田畑を失った。それでも折れず、先祖が汗水流して開拓した土地をまた作物が育つような田畑にしたいという一心で、真っ直ぐ生きる彼らに勇気をもらった。
前作とは違い、拓一・耕作兄弟にとって唯一の近くにいる身内といってもよい修平叔父が出てくるたびに息が詰まる思いだった。
「因果応報は人間の理想だよな」耕作の放ったこの言葉がこの作品の最大のテーマと言ってもいいと思う。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
三浦綾子
- 感想投稿日 : 2023年5月11日
- 読了日 : 2023年3月22日
- 本棚登録日 : 2023年2月28日
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