「あとがき」で歌野晶午さんが書いている通り、この本が執筆された1991年では通信手段が今(文庫本になった1997年)とはまるで違っていて、発信者の電話番号なんて分からない?し、自動車電話や車載兼用ショルダーフォンとか何だそれ?ドアのカギも針金で開けるなんて今では無理だし。
でもその時代にあった事件と思うと妙にリアルな感じがして面白かった。
登場人物みんなが、寂しさや情けなさや悪さを少しずつ分け持っているような感じが…なんだろ、ちょっと悲しく思えた。
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- 感想投稿日 : 2023年3月29日
- 読了日 : 2023年3月28日
- 本棚登録日 : 2023年3月28日
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