イノセント・ゲリラの祝祭

著者 :
  • 宝島社 (2008年11月21日発売)
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本棚登録 : 3429
感想 : 448
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面白い!(医療者としては田口・白鳥シリーズの中で1番かも)

日本における検死の状況をテーマにした小説。
医療訴訟なども絡むため、このあたりに興味のある人にも非常によいケース小説になると思う。

日本では異状死などがあった際の検死されている人はわずか2%らしい。

この裏には検死にかかるコストの問題がある。
コストのかからない死亡時画像診断(AI:
オートプシー・イメージング)の導入の是非などなじみのない話もあるが非常に興味深い。
(医学だけでなく、法学、警察など縦割り組織の弊害がこういったところにも影響している)

田口・白鳥コンビも健在です。
最後の彦根新吾の演説は必読です。(一番の読みどころ)

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2011年5月20日
読了日 : 2011年5月20日
本棚登録日 : 2011年4月27日

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