密室をテーマにミステリを語るとき、必ずといっていいほど話題に上るこの『刺青殺人事件』
機械的トリックの裏にある企みは、現代でも十分に通用するもののように思います。
そして胴体を持ち出された死体の謎は、読者の思い込みを巧みに利用し、簡単に思いつきそうでいて盲点になっていた箇所を突いてくる素晴らしいものでした。
そしてなによりデビュー作にしてこれだけの大作を発表したことに驚きました。
まだまだ未読の作品があるので、楽しみに読んでいきたいです。
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- 感想投稿日 : 2015年3月6日
- 読了日 : 2015年2月28日
- 本棚登録日 : 2015年2月28日
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