ちょっと前に新刊で読んだシーナの『すすれ!麺の甲子園』の前作にあたる作品。初出は小説新潮2004年1月号〜12月号。 しかしこの本では「麺の甲子園」は全12話の中の一つのお話だけ。他の話は日本全国の奇食珍食の取材記。もちろんシーナ自らが食することに挑んでいる。 いろいろな「変な食い物」が出てくるが、わたしがもっとも、ありゃまあこんなのあり? と思ってしまったのは「メカジャ」という海の生き物。ところは福岡県の柳川市。鮮明な写真付きで紹介されているが、これはもう人間の精子が巨大化した物に他ならない形をしておりますです。 それと、名古屋のちょっと変わった食い物は相変わらずおもしろい。お名前だけでなんとなく想像できるのでいくつか紹介します。・抹茶小倉スパゲッティ・納豆コーヒーゼリーサンドイッチ・八丁味噌アイスクリーム・モーニングサービス : これは中身の紹介が必要。”バター&ジャムトースト+野菜サラダ+俵むすび+冷やしうどん+野菜サラダ+コーヒーゼリー+オレンジ一切れ+コーヒー” これでなんと370円! これを珍食といわずしてなんと言おう。 カラー写真をふんだんにのっけたおいしそうな?一冊です。お試しあれ。
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- 感想投稿日 : 2008年6月11日
- 読了日 : 2008年6月11日
- 本棚登録日 : 2008年6月11日
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