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先日 Twitterで女流作家の近藤史恵さん( 代表作『サクリファイズ』)と福田和代さん(代表作『TOKYO BLACK OUT』)が,読者から「作者は男性作家だと思っていた」と云われた経験が二人ともある,という話題で盛り上がっているのをたまたま見かけた。
へえ,宇佐美まことの様に女性が男性的筆名を使っている例は枚挙にいとまが無いが,女性的筆名を持った(もしくは本名?)女性作家さんをつかまえて「男性作家だと思ってた」とは一体にどういう料簡だ!? おそらくその時の作品の内容/中身から判断しての発言だろうなぁと云う事はなんとなく想像できるのだが,それにしてもお二人の筆名はどう読んでも女性だし。僕は女性的な筆名を持った男性作家の例を知らない。Twitterでの話しホントかなぁw
・・・と,僕は感想で本のネタバレに繋がるあらすじ的な内容には一切触れない事にしているので,ついついこういう話題になってしまう。今作はそうでもしないとつい物語の根幹にかかわる部分を書いて仕舞いそうだったのでこうなった。
さて、事実は小説より奇なり という諺?があります。でもこの作品は小説なのに奇なところを投げやって放ったらかしたままにしている!と思いました。(宇佐美まことの作品にはどうやらそういう癖が少しずつあるような気がしてまいりました)
まことにスマヌ。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2020年10月10日
- 読了日 : 2020年10月10日
- 本棚登録日 : 2020年10月4日
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