アニメオタクの裏染天馬シリーズ第二作目
風ヶ丘高校の新聞部が横浜丸美水族館で取材中に殺人現場に遭遇!
な、なんとサメが飼育員を襲ってる…!
駆けつけた警察が関係者に事情聴取していくと、すべての容疑者に強固なアリバイが…。
仕方なく解決に向けて、またあの男を呼び出すのだった…!
アニメオタクで駄目人間、
高校生で探偵⁉wとして…
裏染天馬君が、このショッキングな事件に
挑んで見事に解決するミステリー。
アリバイ崩しについてや
物的証拠をもとに
トリックを地道に検証推理して
見事に解決していって…と、
今作でも頼もしかったですね〜!
ただ難しい事件で…謎を解いていく過程が
なんとも長期戦でした…。
天馬くんの解決に向けてどうなっていくかが
気になり途中からスピードあげて頁を捲っていって、なんとか、ついていった感じでした…(笑)
1作目の「体育館の殺人」の方が
私は楽しく読めたかな…^^;
前作同様、書きぶりがホップで、高校生同士の掛け合いなどが随所にあって
ショッキングな事件や
淡々と進む推理の部分を
和らげている感じになってる…
それから書き出し部分やラストの感じや、
章と章のつなぐところなど
次の展開にこれから進む前、の文章が…
好みな感じだった…。
あと天馬くんのキャラがやっぱり良いな…
推理披露の解決シーンになって
きちんと正装(制服)してくるところ…が
なんとも、良き。
きっと自分なりに、普段よりちゃんと襟を正しているんだな…と思えて、ちょっとした
行動なんだけれど、人柄が伺えてクスッとできる…
殺害動機に関しては
犯人の異常性を感じて
やりきれない気分になってしまったけれど…。
でも最後に目次をみて、ちょっと嬉しくなった…!
第一章のタイトル
「夏と丸美と私と死体」
私の好きな乙一ミステリーに似てる〰️!!
きっと、青崎有吾さん
乙一さんのデビュー作
リスペクトしてそうだ……!
- 感想投稿日 : 2024年3月14日
- 読了日 : 2024年3月14日
- 本棚登録日 : 2024年3月14日
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