李陵・山月記・弟子・名人伝 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店 (1968年9月9日発売)
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本棚登録 : 1405
感想 : 107
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文字が細かくて、ちょこちょこ読み進め、一年かかってやっと読了。きっかけは表紙の男の人に惹かれたというミーハーな理由での購入でしたが、予想以上に楽しみました。

李陵は一番ピンと来ませんでした…;。弟子が一番面白くて、師弟愛に感動しっぱなしでした。名人伝は修行の成果の出方(?)がとんでもなくて、楽しかった。山月記はなんだかなぁ?。悟浄出世は悟浄が悶々としている感じが良かったし、美少年の美少年具合に興味をそそられたw。悟浄歎異は悟浄目線で旅の御一行がどう映っているか…ですが、悟空がやっぱかっこよさげに描かれていて、西遊記そのものもいつか読んでみたいと思った。

いい本でした。他の中島敦の本も読もう読もう。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2013年1月3日
読了日 : 2013年1月3日
本棚登録日 : 2011年11月14日

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