知らなかったペットレスキュー。東日本大震災では被災者=ヒトが注目され、それは致し方ないことなのかも知れない。しかし、福島原発の立入禁止区域で強制避難後に取り残された犬猫や経済動物たちのことを、本書で改めて思い知らされた。警察を含む行政は、何故に彼女たちのようなボランティアと共に生き物を救おうとしないのか? 三毛猫を保護する時の台詞が本書のタイトルとなっていて、その部分を読んだ時には目頭が熱くなった。甲斐風犬カイと飼い主・静子さんの再会シーンも、やりきれない哀しさがあった。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ノンフィクション
- 感想投稿日 : 2017年8月26日
- 読了日 : 2015年8月1日
- 本棚登録日 : 2017年8月26日
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