『銀二貫』やみをつくしシリーズでもお馴染みの大坂・天満を舞台にした物語が始まった。故郷での相次ぐ不幸から、商家に奉公する幸を取り巻く人々の多くが意地悪でなく、五鈴屋のお家騒動があるものの、安心して読み進められた。「あさが来た」の大坂言葉が本書を読む上でとても参考になる。商家の番頭、手代、丁稚、女衆などの動く様は、枝雀の落語を彷彿とさせる。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
時代小説
- 感想投稿日 : 2017年8月20日
- 読了日 : 2016年3月5日
- 本棚登録日 : 2017年8月20日
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