第一部が短編集。濃厚な男女の生への情熱が描かれる。ここに出てくる人達の、人生にもがいて何かをつかもうとする苦しさに息が詰まるようだ。第二部はアナイスニンについての随筆、紹介なんだろうか。大好きで尊敬してます!といった類いのものではない。作品も彼女自身も魅力溢れたものなんだろうが、彼女の人間的な多面性に誰もが面食らっているようだ。彼女に嘘をつくと即座にバレそうな気がする。そういう世の中に溢れる濁した空気を彼女は赦さない気がする。素直に彼女を崇める人に、その理由を聞いてみたいというのが本音だ。
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- 感想投稿日 : 2020年12月26日
- 読了日 : 2018年7月5日
- 本棚登録日 : 2018年7月5日
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