ポッドキャストで配信されていたものの書籍化。
お笑いに付いて3人の芸人(周辺にいるインサイドの立場)が掘り下げ語る。
こういうの大好き。
とはいえ私は今のお笑い番組や芸人について普通レベルほどの知識もないが。
「排泄映画」論があまりにも上手すぎて面白い。
排泄映画=泣かせる映画ってことですが、
エロなタームで説明すると、その身も蓋もない感じが異様に分かりやすい(笑)
「手数」論は今の笑いがどこまで細分化されて計算されてるのかが分かるし
「素数」論(ピン芸人)の捉え方の難しさとか、
どんだけ凄かったんだ!と過去のネタを探して見たくなってくる。
面白い批評って、その元を辿ってみたいという気持ちにさせるものだ。
お笑いをスルドク分析して「インタレスト」の面白さが味わえる。
オマケCDと番組サイトで実際の音で聴くと
その場のノリのバカバカしさと、
そのノリから核心を突く言葉が出てくる感じが分かって
さらに面白かった。
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- 感想投稿日 : 2012年6月26日
- 本棚登録日 : 2012年6月26日
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