主人公である恭平は、ちょっと流され易いところがあるのかな、と思いました。
いや、要所要所では事件を解決(というのも違いますが)しようという奮闘の気配はありますが、結構いろんなことをいろんな人に助けて貰っていますよね……。
せめて恋愛くらいは自分で奪い取るくらいの気概があってもよかったのではなかろうか!
周囲がお膳立てしてくれてなければ、絶対に一生独身か、あるいは宛がわれた女性と結婚していたのだろうなあ、というのが伺えました。
何にせよ、主人公にスポットをあてている感じがして、もうすこし他の人の人柄だとか死にいたるまでの経緯とかがあったら面白かったのだろうになあ、と思いました。
時代モノミステリ?という感じで見ると面白い かなー。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2012年7月21日
- 読了日 : 2012年7月6日
- 本棚登録日 : 2012年7月1日
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