某Podcastで勧められたことをきっかけに読んだ初めての作家さん。
周りからの評価についての話が多い印象。
表題作は、友人の中で一番褒められた浴衣は母が最初に選んだ浴衣だったことから、母の評価を基準に物事を選択してきた人の話。
家電などの大きな買い物をする時、つい私は比較サイトやレビューを見てしまうので親近感を持ちつつも、少し引いてしまった。客観的に見ると私もこうなのか…。
その中で最後に自分の選択をできたこと、とても素敵だと思う。
自分だけが友人だと思っていると感じている「キャンディ・イン・ポケット」が好き。
中高の時の、友人を独占したいって気持ちの強さはなんだったんだろう。椎子と主人公、とてもいい友人だったと思う。これからも素敵な関係が続いたらいいなあと思う。
「土日は絶対に家族で食事をする」ことを家族全員に課して、最後には一人になってしまったお母さんの話は反面教師にしたい。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2024年4月13日
- 読了日 : 2024年4月13日
- 本棚登録日 : 2024年4月13日
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