陰陽師 酔月ノ巻

著者 :
  • 文藝春秋 (2012年10月31日発売)
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感想 : 71
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「首大臣」兼家さまって困ったちゃんですよね・・・。朱雀門の鬼はこのやりとりで博雅に会いたくなって出てきたのかなと考えると可愛らしい。「道満、酒を馳走されて~」の道満がすごかった。全裸にさせた死人にこちらも全裸で抱き付いて添い寝!読みながら思わず「おいおいおい」と突っ込んでしまった(笑)「めなし」冒頭の博雅のタラシっぷりがもう最高。照れる晴明も見もの。ご馳走様です。他も良作短編。この表紙は詩を吟ずる「新山月記」の虎ですね。最初滑稽に見えたけど、読んでから見るとなんとも哀愁漂ってくる。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 歴史・時代物
感想投稿日 : 2015年9月14日
読了日 : 2015年9月14日
本棚登録日 : 2015年9月14日

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